デザインに心躍る日々

フリーディアマンションの外観やエントランスに生きたデザインを施す建築デザイナー
「リアルクリエイション」の中島氏が「人の笑顔を生み出すひらめき」をテーマに日々を綴ります。

日本の美しさ

2011年04月18日

先日、熊本は南阿蘇。

一心行の大桜を観に行ってまいりました。

・・・残念ながらほぼ葉桜でした。

しかし風の強い日でしたので、桜の花びらが舞い

儚い美しさを感じさせてくれました。

これぞ日本の美しさ

というものでしょう。

こんにちは。リアルクリエイションの小島です。

去年は海外の仕事に恵まれ、アメリカにいることが多かったのですが、

アメリカという国に「観光」ではなく、実際のアメリカに触れ

文化の違いに考えさせられる場面が多々ありました。

私が関わった仕事は1950年代に建てられたレンガ造りの倉庫を

オフィスにリノベーションするというプロジェクトです。

Level-5 International America Inc.

 south facade

 main work floor

しかし1950年代に建てられた当時の法律と今の法律はまったく違います。

アメリカという国は差別を法律で許しません。

たとえばオフィスの場合、身障者を雇う雇わないに関わらず、

全ての人間が全ての場所に行けるようにしていなくてはなりません。

その他を上げるときりがありませんが、視覚的な部分や照明など多岐に渡ります。

それらの条件は確かに日本にもありますが、

アメリカ(特にカリフォルニア州)のほうが厳しいものです。

それを守るためには大幅な改装を余儀なくさせられます。

それならばインフラの整った新しいオフィスビルに行けばよいのです。

もしくはそんな古い倉庫は壊せばよいのです。

しかし、それはなるべくしません。

何故か?

1950年代に建てられた倉庫を壊さずに、大切に使う事に意義があるからです。

 

 

壊さずに使うには企業努力が必要です。

それが良い会社のステイタスになるのです。

新しいきれいなオフィスより

古い建物を大切に使う方が価値があるという事が

社会常識となっているのです。

その事が特別な事ではなく、当たり前の事となっているのです。

建築に携わっている者にとって、この社会常識の凄さそして重さは

とても言葉で言い表せるものではありません。

古い建物を利用するのは本当に大変です。

日本の法律との違いに戸惑いながら、しかし予定通りのものができたのは

アメリカ人の友人のおかげです。

私はアメリカに渡り、建築に対する責任を改めて痛感させられました。

残していきたいものを創る。

壊さずに大切に使う。

冒頭の一心行の大桜

この樹は樹齢400年です。

400年変わらずそこにある事は凄い事です。

しかし、これを特別な事と捉えず、

当たり前の事として捉えてみるとどうでしょう?

400年経ったから価値があるのではありません。

400年色々な人に愛されたから価値があるのです。

だから残ったのです。

それは見慣れた身近な風景や建物も同じだと、私は考えたい。そう思います。

私がアメリカで学んだこと。

日本の美しさを大切にしていきたい。

という、とても大事な当たり前を学ばせていただきました。

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