デザインに心躍る日々

フリーディアマンションの外観やエントランスに生きたデザインを施す建築デザイナー
「リアルクリエイション」の中島氏が「人の笑顔を生み出すひらめき」をテーマに日々を綴ります。

所作

2011年04月05日

 

しょ-さ[所作]

 

1.行い。ふるまい。しぐさ。

2.身のこなし。しぐさ。また演技の動作。

3.所作事の略

4.仏語。身・口・意の三業(さんごう)が発動すること。能作に対していう。

5.仕事。職業

大辞泉より

 

桜の花も咲き、暖かい陽気を感じるようになってきました。

私は寒がりなので、まだ朝の冷え込みはつらいですが・・・

こんにちは。リアルクリエイションの小島です。

 

さて、タイトルの「所作」ですが、美しい言葉、響きと思いませんか?

「所」と「作」この漢字自体はどこか土の匂いのする感じですが、

「しょさ」と言う響き。これには深い何かを感じずにはおれません。

 

話は変わりますが最近、財布と名刺入れを購入しました。

 

話は戻りますが、その財布と名刺入れのブランドが「所作」といいます。

さてこの「所作」に、果たして私は一目ぼれをしてしまい、

心動かされるまま購入に相成った次第であります。

 

 

 

 

 

見た目は普通のキャメル色の財布です。

二つ折りになっています。

開けるとこうなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん~?お金を入れるところがありませんね・・・

実は二つ折りと見せかけて、三つ折りになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうですね。

革が折れている部分に小銭やカード、お札などが入るようになっています。

そして、この財布のすごい所は

ボタンやファスナーなど使っていないところです。

縫製さえしていません。

縫い目もないんです。

そう!小銭など下手すれば落ちてしまうわけです。

ただ皮を折ってあるだけですからね。

二つ折り財布だとそうなるでしょう。

二つ折りならね・・・

まさしくそのための三つ折り!

さらに上でも述べましたが、縫製がない。

一枚革をある一点でボルト締めしてあるだけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボルトを外したところ。

一枚革なのが良く分かります。

 

 

この「所作」のコンセプトは、

御祝いの封筒で変わった折り方をしていますが、

その折り方をモチーフにしたそうです。

 

私がこの財布を気に入っているのは、

「使っていて手間がかかるところ」です。

いわゆる三つ折りで、ボタンやファスナーなどありません。

注意しながら一回、二回と丁寧に財布を開き、

注意深くお金やカードをださないといけません。

コンビニなどで、もたもたしていると他の人に迷惑をかけるので、

すみやかに事をなさねばなりません。

つまりちょっとしたプレイヤースキルが求められるわけです。

すし職人が一刀、魚に包丁を入れれば、その都度包丁をふくように、

またそのさまが優雅と感じられるように、

ちょっとしたことですが、ゆっくりと、かつ速やかに財布を広げるその様は、

 

財布ではなく、私自身の動作を私が気に入っているわけです。

 

 

つまり、財布自身ではなく、自分のことを好きと言っているわけですね。

なんという自分本位でしょう。

 

しかしこれは大事な事ではないでしょうか。

「自分の事を好きにさせてくれる道具に出会う。」

 

靴ひものついた靴を買い、あえて紐をといて履く。

バタバタとあわただしく紐を結んでいては、美しくありません。

ゆっくりと速やかに美しく結ぶ。

スパイ映画のような動作ですね。

彼らは決してあわてずゆっくりと動きます。そういう風に映画などで観えます。

しかし結果それが一番早い動作になっています。

 

決して合理的とは言い難い動作です。

しかしその部分にこそ

粋、艶、豊、裕・・・

そういったものが隠れている気がしてならないのです。

 

ではここまで読んで最後、冒頭の所作の意味をもう一度見てみましょう。

「所作」

1.行い。ふるまい。しぐさ。

2.身のこなし。しぐさ。また演技の動作。

3.所作事の略

4.仏語。身・口・意の三業(さんごう)が発動すること。能作に対していう。

5.仕事。職業

・・・どうですか?

この財布作った人、凄いと思いませんか?

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